言葉と記憶の小径。

D's Diary./The long and winding path of my own choice.

2024-08-01から1ヶ月間の記事一覧

音。

近くに中学校がある。以前は、授業の前後のチャイムの音や生徒たちの声が聞こえていたが、最近、聞かなくなった。 近所の人の話では、子どもたちの声がうるさいと、中学校に苦情が寄せられたという。そんなあ、といった気持ちで聞いていたが、除夜の鐘も騒音…

解体。

実家の処分をお願いしている建設会社から写真が届いていた。同社のAさんがメールで送ってくれたのだ。49坪の土地に、18坪の建物。鉄道官舎から引っ越した後、55年間、世話になった土地と家であった。 18歳まで住み、その後は何度となく帰省してきた家でもあ…

名言。

〇日 お盆。義父三回忌、母一周忌。確かにいた人が、確かに、いない夏。義父は地元の墓園に葬った。母の遺骨は、700キロ以上も離れた遠い地(寺院の骨堂)に置いてある。今朝、デスクのひきだしを開ける。施設にいたころの母の写真が数枚。いつもきれいに髪…

「ニュー・シネマ・パラダイス」=自分のすることを愛せ。

本や映画の好みは、 その人がそのとき、 置かれていた環境や思いに 大きく左右されるだけに、 安易に人に 薦めることは避けてきました。 それでも、何百と観た映画の中で 自分の中の ベスト1を挙げるとすれば、 迷うことなく、 この映画を挙げます。 映画好…

「深い河」。

■ 英語でベナレス、ヒンドゥー語ではバラナシという。首都デリーから南東に約82キロ。ヒンドゥー教最大の聖地であり、インド各地から年間100万人を超える巡礼者が訪れる。 街を流れるガンジス河畔は「大いなる火葬場」として知られ、1日に100体近い…