言葉と記憶の小径。

D's Diary./The long and winding path of my own choice.

2023-08-01から1ヶ月間の記事一覧

小さな生活。

軽自動車に乗り換えて8年になる。以前は2000cc・4WDのSUVだったが、息子に高値で売り付けた。差額で48回払い、月々の返済は数千円。税金、燃費、保険等を合わせ、以前より維持費は年間85000円以上安くなった。免許をとって最初に買ったクルマは中古のホンダ…

「これまで」と「これから」。

これまで3人の韓国人と2人の中国人を我が家で迎え入れたことがあった。 一人目の韓国からの客人が帰国したあとのことだ。その後一通の手紙もなく、少し寂しい思いをした。翌年訪れた二人目の韓国人の客人にそれとなく心中を話すと、彼女はこういった。「日…

そば屋のおじさん。

白い暖簾をくぐって、少しがたついた木戸を開け、店に入る。食事時の少し前なのか、客は一人もいない。「おばさん」店の奥の厨房に声をかけてみた。返事がない。「おばさん」と今度は少し大きな声で呼んでみる。ちょっと間をおいて、暗い厨房からのっそり出…

夏の旅。

少し高台にあったアパートの坂を足早に下り東急東横線・東白楽の駅前で1台目のクルマに乗り込み、その旅は始まった。 横浜から静岡、名古屋、京都、山陽を経て九州に入り、九州を反時計回りで一周し山陰、北陸、東北を抜け北海道の実家をめざす。公共交通機…

己れにおいて。

〇日 猛暑が続くが、夕刻はシャワーではなく、 きちんと肩までつかって入浴。 ぬるめのお湯に身体を沈めながら、岡本太郎「原色の呪文」を再再読。 時折、本にお湯が飛び散ってしまう。 本棚の本がほとんどふやけているのは、 こんな読み方をしているから。 …

子どもの中の「悪」。

// 子どもはいつも揺れています、大人たちの揺れをそのまま受け止めるかのように。そんな子どもたちに「悪」が芽生えたとき、真っ先に見つめなくてはならないのは、私たち大人の内面かもしれません。 悪意のない盗み ガムを盗んだことがあります。 小学校2…