言葉と記憶の小径。

D's Diary./The long and winding path of my own choice.

2023-02-01から1日間の記事一覧

安宿とchicken

繁華な場所から少しはずれて歩いているうちに道に迷ってしまったようだ。昼には滴るような原色を湛えて見えた路傍の花々が、傾いた日を浴びて、一様にセピア色に見えている。石畳の坂道は、魚類の腐ったような匂いがした。「ホテルなら、そこを曲がったとこ…